2010年7月4日、ニューヨーク州ワトキンスグレン発/2010年IZODインディカー・シリーズ第9戦。No.5をつけたロータス・KVレーシング・テクノロジー/ホンダ/ダラーラ/ファイアストーンを駆るルーキーの佐藤琢磨は、土曜日の予選で過去最高位となる5番グリッドを手に入れた。そしてレース序盤ではトップグループとバトルを繰り広げながら、ワトキンスグレンのデビュー戦で4位につける健闘を示していた。ところが、その後マシーンのパフォーマンスが低下、このため序盤と同じペースでは走行できなくなり、これ以上トップグループにはチャレンジできない状況となる。最後のピットストップを引き延ばした琢磨は、結局15位でチェッカードフラッグを掻い潜った。
佐藤琢磨のコメント
「とても残念です。スタートはとても上手くいき、ものすごくエキサイティングな展開で、ポジションをひとつ上げました。最初のスティントでは4位につけていて、トップグループと遜色のないペースで周回を重ねていました。けれども、最初のピットストップを終えてからはスピードが伸び悩むとともに順位を落としていき、フィニッシュに向けてとても困難なレースとなってしまいました。レースでは力強く戦えると期待していましたが、今日もまた多くのことを学びました。次のトロントではロータス・カーが上位陣に食い込めるよう頑張ります」
(KVレーシング・テクノロジーのプレスリリースより)
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