2010年7月25日、カナダ・エドモントン発/2010年IZODインディカー・シリーズ第11戦。全長1.96マイル(約3.136km)、合計14のコーナーを持つバンピーな市街地コースのシティ・センター・エアポート・サーキットにおいて、本日、ホンダ・インディ・エドモントンの決勝が行なわれた。ここで、No.5のロータス・KVレーシング・テクノロジー/ホンダ/ダラーラ/ファイアストーンに乗る佐藤琢磨は、初めて走るサーキットであるにもかかわらず、レース終盤まで7番手を走行し、元F1ドライバーの名に相応しい活躍を示した。しかし、不運にも最終ラップに追突され、ふたつポジションを落として9位でフィニッシュすることとなった。
佐藤琢磨のコメント
「ロータスKVレーシング・テクノロジーにとってはいい一日でした。僕もここでのレースを楽しみ、レースそのものもエキサイティングでした。このサーキットではサイド・バイ・サイドやオーバーテイクがたくさん見られ、僕自身もそれらをたくさん経験しました。最後のスティントでは周回遅れに行く手を阻まれ、苦しい展開となりました。コーナーをいくつか、もしくは1ラップというのであればまだわかりますが、ほぼ15ラップとなるとかなりひどいと思います。相手のチームに事情を説明して道を譲るように依頼しましたが、何らかの理由で実現しませんでした。最後のリスタートでは、チームメイトのPT(ポール・トレーシー)がアウトにはらんでグリーン上に飛び出しました。僕は彼と横並びに走っていたので、彼がコースに戻ってきたときは押し出されそうになり、あやうくコントロールを失うところでしたが、なんとか態勢を立て直して走行を続けました。その後、今度はTK(トニー・カナーン)に追突されてスピンに追い込まれ、ここで順位を落としてしまいましたが、レース後、彼は僕のところに謝りにきてくれました。あれは残念でしたが、全般的に見ればロータス・チームにとっていい一日だったと思います」
(KVレーシング・テクノロジーのプレスリリースより)
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