RACE |
POS. | DRIVER/TEAM | ||||
No | START | LAPS | LL | Status | PTS |
1 | Carlos Huertas/Dale Coyne Racing | ||||
1 | 19 | 80 | 7 | Running | 51 |
2 | Juan Pablo Montoya/Team Penske | ||||
2 | 11 | 80 | 0 | Running | 40 |
3 | Carlos Munoz/Andretti Autosport-HVM Racing | ||||
3 | 23 | 80 | 0 | Running | 35 |
4 | Sebastien Bourdais/KVSH Racing | ||||
4 | 9 | 80 | 0 | Running | 32 |
5 | James Hinchcliffe/Andretti Autosport | ||||
5 | 5 | 80 | 32 | Running | 33 |
6 | Jack Hawksworth/BHA/BBM with Curb-Agajanian | ||||
6 | 21 | 80 | 0 | Running | 28 |
7 | Ryan Hunter-Reay/Andretti Autosport | ||||
7 | 8 | 80 | 0 | Running | 26 |
8 | Marco Andretti/Andretti Autosport | ||||
8 | 16 | 80 | 0 | Running | 24 |
9 | Helio Castroneves/Team Penske | ||||
9 | 2 | 80 | 0 | Running | 22 |
10 | Justin Wilson/Dale Coyne Racing | ||||
10 | 7 | 80 | 15 | Running | 21 |
11 | Graham Rahal/Rahal Letterman Lanigan Racing | ||||
11 | 14 | 80 | 0 | Running | 19 |
12 | Ryan Briscoe/NTT Data Chip Ganassi Racing | ||||
12 | 15 | 80 | 0 | Running | 18 |
13 | Tony Kanaan/Target Chip Ganassi Racing | ||||
13 | 22 | 80 | 0 | Running | 17 |
14 | Will Power/Team Penske | ||||
14 | 18 | 79 | 0 | Running | 16 |
15 | Sebastian Saavedra/KV AFS Racing | ||||
15 | 20 | 79 | 0 | Running | 15 |
16 | Simon Pagenaud/Schmidt Peterson Motorsports | ||||
16 | 1 | 74 | 4 | Running | 16 |
17 | Mike Conway/Ed Carpenter Racing | ||||
17 | 17 | 55 | 0 | Mechanical | 13 |
18 | Charlie Kimball/Novo Nordisk Chip Ganassi Racing | ||||
18 | 13 | 54 | 0 | Contact | 12 |
19 | Scott Dixon/Target Chip Ganassi Racing | ||||
19 | 3 | 46 | 0 | Contact | 11 |
20 | Josef Newgarden/Sarah Fisher Hartman Racing | ||||
20 | 12 | 41 | 0 | Mechanical | 10 |
21 | Luca Filippi/Rahal Letterman Lanigan Racing | ||||
21 | 4 | 36 | 0 | Contact | 9 |
22 | Takuma Sato/A.J. Foyt Enterprises | ||||
22 | 6 | 32 | 22 | Contact | 9 |
23 | Mikhail Aleshin/Schmidt Peterson Motorsports | ||||
23 | 10 | 31 | 0 | Contact | 7 |
RACE COLUMN |
本日開催されたシェル・アンド・ペンゾイル・グランプリ・オブ・ヒューストンのレース1において、佐藤琢磨とABCサプライ・チームは優勝に向けてひた走り続けていましたが、度重なる不運が琢磨に襲いかかり、最後は周回遅れのドライバーに絡まれてリタイアに終わりました。
ドライコンディションで行われた予選のファイアストン・ファスト6で琢磨は非常に速く、最初のふたつのセッションではトップタイムをマーク。 ただし、最後のセッションでは細かい問題が発生し、結果的に琢磨は6番グリッドを手に入れました。 決勝ではスタートの25分前に雨が降り始めたため、全車がウェットタイアを装着してグリッドに並びました。 決勝の幕開けとなるスタンディングスタートは雨の中で切られましたが、エンジンをストールさせたのは1台だけで、実にクリーンなスタートとなりました。 琢磨はいいスタートを切りましたが、ライバルの2台にサンドイッチされる格好となってスロットルを戻したところ、何台かに先行されてしまいます。 ただし、そのうちの1台をすぐに抜き返し、琢磨は4番手でオープニングラップを終えました。 さらに2台を鮮やかに抜き去った琢磨は4ラップまでに2番手に浮上。 続く5ラップ目にはポールシッターのサイモン・パジェノーを攻略し、トップに立ちました。 No.14 ABCサプライ・ホンダに乗る琢磨は首位を快走しており、9ラップ目まではすべて順調に進んでいました。 ところが、ピットから出てきたばかりのマルコ・アンドレッティが琢磨の前に立ちはだかり、進路をまったく譲ろうとしませんでした。 このため、オフィシャルはアンドレッティにブルーフラッグを振り続けましたが、これをアンドレッティが無視したため、最終的にはペナルティを示すブラックフラッグが提示されます。 この結果、アンドレッティのチームメイトで2番手につけていたジェイムズ・ヒンチクリフと琢磨のギャップは、それまでの4秒から0.4秒へと急接近することとなりました。 ふたりは27周目に揃ってピットストップを行いましたが、ピットボックスの位置はヒンチクリフのほうが有利だったため、ここでトップを奪われてしまいます。 29周目、マイク・コンウェイがアクシデントを起こし、コースはフルコーションとなります。 ここで琢磨は再びフラストレーションを味わうこととなりました。 リスタートが切られたとき、周回遅れとなっていたルーキーのミハイル・アレシンがアウトサイドから琢磨にオーバーテイクをしかけてきたのです。 ただし、シャープな左コーナーであるターン6でアウト側からオーバーテイクするのは不可能です。 このため2台は接触し、2台揃ってリタイアに追い込まれることとなりました。 アクシデント後、琢磨はメディカルセンターを訪れましたが、幸いにも右手を打撲しただけでした。 いっぽう、マシーンは大きなダメージを受けており、右フロントサスペンション、ノーズアッセンブリー、アンダートレイなどを交換するため、メカニックたちは忙しい夜を過ごすことになります。 レース2の予選は明日の午前10時(日本時間の30日午前0時)から行われ、決勝は午後2時45分(日本時間の30日午前4時45分)にスタートが切られます。 佐藤琢磨のコメント 「今日のような結果を望んでいる人は誰もいないはずです。 今日の幕切れにはひどく落胆しました。 スタートは素晴らしく、2台をパスしましたが、その後、別の2台に挟まれる形となり、スロットルを戻さなければいけなくなりました。 ただし、マシーンが好調だったため、ライバルをオーバーテイクしてトップに浮上できました。 このときは本当に最高の気分で、すべて順調でした。その後、ピットから出てきたばかりでタイアがまだ冷えた状態のマルコが僕の前に現れます。 僕のほうがずっと速かったのですが、彼は僕を抑え続けました。 マルコには(進路を譲ることを促す)ブルーフラッグが提示されました。 それは何周だったか思い出せないほど長い間でしたが、彼は無視し続けました。 このためマルコにはペナルティが科せられましたが、おかげでずいぶんと遅れをとってしまいます。 背後に迫ったヒンチクリフと同じタイミングでピットストップしましたが、ここで残念ながら彼に先行され、僕は2番手となってコースに復帰しました。 リスタートでは、アレシンが直後にいることはわかっていましたが、彼はラップダウンになっていたので、僕はヒンチクリフに集中していました。 長く回り込むターン5ではインサイドからでなければオーバーテイクできませんが、その部分はまだ路面が湿っていたため、僕はドライのラインを走行していました。 ところが、アレシンはアウト側から回り込んできたのです。 2台は接触しました。 ここで何ができるとアレシンは考えたのでしょうか? このヘアピンコーナーでアウトからオーバーテイクするのは不可能です。 とても残念ですが、チームは素晴らしい仕事をしてくれ、レースのために最高のマシーンを用意してくれました。 コンディションは変化しましたが、それでも方向性を見失うことはありませんでした。 このようなマシーンに乗れて最高の気分でした。 とにかく残念です」 「(打撲した右手は)少し痛みますが明日は大丈夫でしょう」 (AJフォイト・レーシングのプレスリリースより) |