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10月14日、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦が富士スピードウェイで開催される。
過去3戦、LMP1クラスから遠ざかっていたOAKレーシングにとって、OAK-HPD LMP1とともに同クラスに復帰するこの一戦は非常に重要なものとなる。 定評のあるホンダ・パフォーマンス・デベロップメント製エンジンを搭載するカーナンバー15のドライバーとして、日本で高い人気を誇る佐藤琢磨を起用する。 琢磨は9月27日にフランスのマニクールでシェイクダウンテストを担当し、初めてLMP1クラスのマシーンを走らせた。 翌日にはマシーンを評価するための本格的なテストを実施。 さらに琢磨は、10月10日に富士で行われるテストに参加し、チームメイトとなるベルトラン・バゲッティやドミニク・クライハマーと初めての共同作業を行うことになる。 OAKシャシー、HPDエンジン、ダンロップ・タイアからなる新しいパッケージングにチームは大きな希望を抱いている。 とりわけ、ダンロップはOAKレーシングだけに供給されるので、プロトタイプカーの最高峰クラスでの活躍が期待されている。 セバスチャン・フィリップ(チーム代表)のコメント 「富士6時間レースはOAK-HPD LMP1がWECへの復帰を果たすレースで、琢磨が私たちのチームからスポーツ・プロトタイプカーレースにデビューすることを誇りに思います。 私は現役時代の経験から富士のことをよく知っていますが、チームにとっては初めて訪れるコースとなります。 このコースで、OAK-HPD LMP1がストラッカ、JRM、レベリオンといったチームを相手にどのようなパフォーマンスを発揮できるのか、少し気をもんでいます。 とはいえ、マニクールのテストは順調にいき、いくつかの問題点の原因を突き止めることができました。 これだけで安心するわけにはいきませんが、大変なストレスからいくぶん解放されたのは事実です!」 佐藤琢磨のコメント 「マニクールでのシェイクダウンテストを成功裏に終え、OAKレーシングとともに日本のレースに挑むことを楽しみにしています。 限られた時間のなかで、チームは最大限の準備を行ってくれたと信じていますし、チームの働き振りにはとてもポジティブな印象を持っています。 エンジニアによれば、マシーンはテストで素晴らしいパフォーマンスを発揮し、そのことに満足しているようなので、富士でもコンペティティブになれると信じています。 ファンにとってもWECにとっても、富士のレースはエキサイティングで興味深いものとなるでしょう。 富士は、世界中のパーマネントサーキットの中でももっとも長いストレートを持っているだけでなく、大変難しいテクニカルセクションもあるので、そのふたつを上手にバランスさせるセットアップが求められます。 この点、マニクールでテストした空力パッケージが良好なスピードをもたらしてくれることを期待しています。 新しい挑戦をする準備は整っており、チームとともに仕事ができること、そして熱心な日本のファンに会えることを楽しみにしています」 (OAKレーシングのプレスリリースより) |