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佐藤琢磨がプリンシパルをつとめる、ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)にて、生徒の育成・強化をサポートするタレントマネジメントシステムが導入されました。
このシステムは、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社にて開発されたもので、スポーツ分野の選手や生徒のフィジカルデータやトレーニングおよびパフォーマンスデータなどを集約、評価し、育成に活用するとともに育成履歴なども一元的に管理することができる、スポーツ分野に特化したタレントマネジメントシステムです。 <佐藤琢磨コメント> ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿ではスクール生の「将来性・伸びしろ」を重要視しています。しかし、経験値の異なる生徒たちが混在するなかでの正当な評価は容易ではなく、熟練講師や現役トップドライバーである講師たちも頭を悩ませています。また、「タイム計測」や「模擬レース結果」だけでなく、「取り組み姿勢」といった評価根拠となる情報も膨大な量であり、データ整備には多大な手間を要してきました。 そういった課題を解消するために、本システムの導入を決めました。走行結果、評価データはもちろんのこと、スクール生と講師の会話までデータベースに残せる仕組みで、講師陣が行う「将来性・伸びしろ」評価をサポートします。生徒の成長や姿勢を現場で見続けている講師陣の意見はとても重要です。そこにデータ解析による科学的な根拠の裏付けが加わることで、これまで以上に精度の高い評価に繋がるものと確信しております。 また、ユーザーインターフェイス等、デジタル化におけるシステム導入の課題においても、デロイト トーマツのサポートにより「わかりやすさ」に拘ったプロダクトへと改良を重ね、無事に運用を開始することができました。 今後は、本システムを基盤とした、より精度の高い「データドリブンな育成」を目指していきます。まずは、あらゆる要素をデータ化し蓄積された28年分のデータと掛け合わせて、「将来性・伸びしろ」予測を実現していきたいと考えています。 ◆このシステムに関するデロイトトーマツのニュースリリースは こちら |