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佐藤琢磨が南カリフォルニア日米協会(JAS)のスペシャル・アンバサダーに任命されました。東京出身で、世界中で活躍するレーシングドライバーの琢磨は、F1に参戦した後、2013年はAJフォイト・エンタープライズよりインディカー・シリーズに出走しました。現在36歳の琢磨は、今年4月に行われたロングビーチ・トヨタGPにおいて、インディカー・シリーズで優勝した史上初の日本人ドライバーとなりました。
10代の頃に自転車競技で大きな成功を収めた琢磨は、1997年にSRS-Fのスカラシップを獲得したのを機にプロフェッショナルなレーシングドライバーとなります。その後、激戦が繰り広げられていたイギリスF3でチャンピオンに輝いたほか、いくつもの国際的F3レースで勝利を収めます。この活躍が評価されて2002年にはF1へのフル参戦を実現。さらに2004年アメリカGPでは3位表彰台を獲得し、ポイントスタンディングで8位となりました。琢磨は2010年に活動の拠点をアメリカに移し、きわめてコンペティティブなインディカー・シリーズへの参戦を果たしています。 2012年には「もっともエキサイティングなレース」といわれるインディ500において、琢磨は優勝まであと一歩と迫りました。長い歴史を誇るインディアナポリス・モーター・スピードウェイのレースが残り2周となったときに2番手につけていた琢磨は、ファイナルラップでトップを走るドライバーに挑みかかったのです。このとき、レースのウィナーとなるダリオ・フランキッティとバトルしているときに琢磨はコントロールを失い、ウォールに接触してレースを終えました。 2010年に設立されたアンバサダーズ・サークルは、JASのミッションと良心の認知を図るための委員で、JASの取締役会が各分野より人選を行います。スペシャル・アンバサダーとして知られるアンバサダー・サークルのメンバーは、目標とするフィールドでJASのサポーターとなることが期待される人々への勧誘を行い、新会員やスポンサーにJASの修養を積むチャンスをもたらす活動を行います。 アンバサダー・サークルの他のメンバーとしては、俳優、プロデューサーで博愛主義者として知られる小山田 真、テレビ局通信員でプロデューサーのアダム・シンなどが挙げられます。 佐藤琢磨のコメント 「アンバサダー・サークルのメンバーとして今後も南カリフォルニア日米協会とお付き合いできることは、僕にとってとても光栄なことです。この素晴らしい組織によって行っていただいているすべての支援に、僕はとても感謝しています。皆さんと一緒に仕事をすることで強力なネットワークが生まれるとともに、日米協会の活動が広く知られ、多くの方々から関心を持っていただけるよう、今後も邁進していきます。この活動のお手伝いをさせていただき、誠にありがとうございます」 |